2008年10月21日付
中部経済新聞 2008年(H.20)10月20日付より転載
廃瓦破砕機を本格販売
環境製品強化の一環 リサイクルや多角化支援 工事業者など開拓

 低圧鋳造機大手の五十鈴製作所は、廃瓦を粒やパウダー状に粉砕できる廃瓦破砕機を本格販売する。環境製品開発の一種で、瓦業界向けは初めて。瓦工事業者などに拡販し、園芸用二次製品への展開など、廃瓦を原料としたリサイクルや事業多角化を支援する。
 廃瓦破砕機は、羽根回転式飛散破砕方式を採用し、強い衝撃で角がとれた丸みのある粒に加工できるのが特長。廃瓦約四十キロを三十秒以内で粉砕する能力を持つ。
 また、オプション販売のコンベアなどと組み合わせれば、機械投入(手作業)から自動破砕、ふるい分け、排出物処理までの一サイクルを約四分で実現できる。
 同社試算によると、一日八時間稼働で三千六百〜四千八百キロの処理が可能。破砕時間は二十〜三十秒で範囲で任意設定できる。破砕機単体の価格は、三百八十万円(税別)。
 瓦の履き替えや建て替え工事から出る廃瓦を有料処分していた瓦工事業者に着目して製品開発したもの。リサイクル促進によって、コスト削減と事業多角化の両立を支援する。
 同社は昨年、主力の低圧鋳造機で独自開発のサーボモーターを上型昇降部に採用し、電気使用量を75%カット(油圧式比)した省エネ機種を投入したほか、集塵、排ガス処理システムなどの環境対応製品にも力を入れている。
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